ショパンコンクール予備予選

シューマンも・・・ですけど、
今年はショパン生誕200年。

生誕の地ポーランドでは、10月のショパンコンクールのための予備予選が行われています。
本当は24日までの予定だったのだけど、
火山灰の影響で29日・30日の2日間が追加され
終了が30日になったようです。

弾き終わって結果を待つ人には長いプラス一週間だけど
飛行機のトラブルに見舞われた人たちには
これくらいの余裕があったほうが
気持ちも体調も仕切りなおせていいのかも。

こちらで、その予備予選の緊張感あふれる写真が公開されています。

2005年ショパンコンクール

ポーランドから来日している友人S夫妻に会ってきました。

コンピューターの専門家S氏、Sちゃんの多大なるご尽力の結晶、なんとポーランドのテレビ局で生放送されていたコンクールライブの映像をいただきました!
ショパンコンクール期間のポーランド滞在中ずっとお世話になっていたS家、ショパンに特別何も思い入れのないS氏なのに、毎日毎日これでもか、と続くショパンを一生懸命録画してくれました。気の遠くなるような時間と忍耐をありがとう。申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、本当に心の底から感謝です。

今回のコンクール、会場で販売されていたCDが「参加者全員の演奏を少しずつ」という主旨で作られていたので「たくさん聴きたいな」と思う人でさえ平等に演奏時間が本当に数分だけ、1曲だけだったりして悲しい思いをしていましたが、これで「1曲しかCDでは聴けなかったけどもっと聴きたい」人の演奏もたっぷり。勉強にもなるし、資料としても宝物です

DVD全57枚。我が家にはまだDVDプレーヤーがなくてパソコンで見ているので、そろそろこれを機にプレーヤーを購入しよう!と思います。
私は実は電気店が大好き。お店に行くと時間を忘れてしまいます。いつもは買うために行っているというわけではないのですが、今回ばかりは買うことを前提に見て回りたいと思います

1次予選~2次予選

1次予選の演奏を聴き、予備予選の結果に少々疑問を感じていたこともあり、1次予選の結果、おかしなことにならなけばいいな・・・とちょっと心配していました。
蓋を開けてみれば・・・・・・・・・・・・

きっとだめだろうと思っていたポーランド人がやはり数人残っていました。そして、絶対通過すると思っていたポーランド人が落ちている。
本当に発表の番号を聞き違えたかと、その場にいた何人かにすぐ確認したほどです。
審査員も人間、多少の私情が結果に表れてしまうこともあるかもしれませんが・・・
それはないでしょ~
ちょっと(かなり)審査員を不信感とともに見てしまった出来事でした

落ちてしまった彼の変わりに(というのは勝手な解釈ですが)2次で演奏することになったポーランド人たちの中の何人かは、どんどん崩れていき、考えようによっては残ってかえってかわいそうだったとも思えるほど。彼らはファイナルに残ることにはなりませんでしたが、結果多くの人々があらぬ詮索をすることとなりました。この経緯をよいことではなかったと感じた人は(ポーランド人でさえ)多かったと思います。

2次に残った日本人で(以前書いた河村さんを除き)印象的だったのは関本昌平さん。彼の2番ソナタ、英雄ポロネーズは勢いがあって自信にあふれ、とても素敵でした。

その他の方についてはまた後日

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写真はコンクール期間中
お散歩したワジェンキ公園
こんな素敵な公園が街中にたくさんあるのは
本当に財産だな~、とうらやましく思います

記憶が薄れないうちに

私のかなり怪しい記憶力に記憶を抹消されないうちに・・・と、今のうちにコンクールのことを少しずつ書いておこうと思うわけです

以前書いたものを読み直してみると重なっている部分もあったりして、早くも前に書いたことを忘れてもう1回書いている・・・ということになっていました
私は10月6日の1次予選からしか聴いていないのでその前の予備予選、イニシャルK~Nの方の1次は残念ながら聴いていませんが、そのほかは全部聴いたので、少しずつ順に思い返しながら書いていこうと思います

1次を聴いていて一番強く思ったことは、「予備予選の意味はほんとうにあったのか?」ということです。
ご存知の方も多いかと思いますが、予備予選で落選してしまった日本の新鋭ピアニスト達が何人もいます。その方たちがどのような演奏をしたのかは予備予選を聴いていない私には残念ながら分かりませんので、落ちてしまったことについて苦言を呈するなんてことは出来ませんが・・・。
ですが、1次予選を聴いていて「そんなバカな!!え~~~っ」と思ったのは、もし「今の実力120パーセント出して予備で演奏できました!」ということが仮にあったとしても落ちてしまった彼らには明らかに(本当~~に明らかに)及ばないと思われる人達が何人も本大会1次予選に残っていたことです・・・。そして、その多くはポーランド人でした。予備予選の審査員が全員ポーランド人だったことを考えるとその結果は当然予想できたと言うべきなのかもしれませんが、やはりやりすぎの感じでした・・・。これだけ世界中が注目しているコンクールでそんな事をしてしまうと、コンクール自体の価値が下がってしまうんじゃないの?と思うのですが。

予備予選がちゃんと機能したことを前提にした1次予選の演奏曲目(バラード・バルカローレ・ファンタジーから1曲、ノクターン1曲、エチュード2曲、ワルツ1曲、その他組み合わせて40~45分プログラム)なので、事実上2次予選のような意味を持つべきはずだったのですが、 実際はそうはいきませんでした。中には耳を覆いたくなるような演奏をした人も何人かいて、頭の中は「?????」でいっぱい。
あまりに長すぎる1次予選の期間のため、予備予選1日目で弾いた人などは、ポーランド入国から3週間たっても、まだ1次予選の結果が出ない!という嘘のようなことが起こっていました。いくらコンクールオフィスから滞在費・食事が出るとはいえ、精神的な負担は本当に想像を絶すると思います。予備予選をしてみてよかったこと、特に思いつきません。

今日はちょっとネガティブ傾向になってしまいました。続きは後日。
最後にワルシャワ市内の公園を友人とお散歩したときに出会ったかわいいリスの写真を2枚ほど。
撮影は愛しのSちゃんです(クリックで拡大します)



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公園のりすはとっても人懐っこい
近寄ってくるだけじゃなくて、コートにまで
登ろうとするなんてびっくり!


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お散歩中の人から木の実をGET

帰国しました

ポーランドからやっと日本に帰ってきて、日常生活を再開しました。

聴いている間は「長いな~~」と感じたコンクールでしたが、終わってみるとなんだかあっけなかったような感じ。1・2次+ファイナルという(予備予選を除き)3ステージしかなかったことが原因かな?と思います。

1次予選、本当に長かった・・・予備予選を経ているとはいえ、明らかな“玉石混交”。“玉”の45分と“石”の45分ではやはり体感時間が全然違いました。このシステム、是非5年後にはなくなるといいと思うのですが、審査員の皆さんはどう思われたのか興味があります。
やはり予備予選で選ばれた80人の45分演奏を聴くよりは、書類などで選ばれた100人強の20分演奏を聴く方がより興味深いし、1次予選としての意味があるように思いました。

結果については大いに不満が残ったりもしましたが出場者の不満・猜疑にくらべたら私のなんてかわいらしいものなんでしょう・・・
個人的には是非河村尚子さんにファイナルでコンチェルトを弾いて欲しかったです。本当に本当に素晴らしいのに2次予選ではこれ以上ないくじ運の悪さ、トップバッター。印象が残りにくかったんでしょうか・・・。確実にファイナルに残れる演奏をされたので、本当に心から不満に感じていることの1つです。

ですが、素晴らしい演奏にたくさん出会えていい刺激を受け、感動してきました 
やはりブレハッチ 5年前のユンディ・リの時と同じように「あ、優勝するんだ、この人」と1次のときから感じました。1次では少しパワフルさというか若々しさというか、はじけた感じが少ないおとなしい上品な感じの演奏でしたが、それでも「もしも何かマイナス点をどうしても挙げなさい」と言われたら・・・という感じ。ノクターン62-1、スケルツォ4番など本当に極上神様、私にもこんな演奏をさせて下さい・・・なんてバカらしくも思わず祈ってしまいました。
1次でもう一人感動したのは佐藤卓史さん。スケルツォ4番、本当に素敵でした!長い1次予選の中で「あ~、ショパンコンクールだな~」と感じさせてくれた数人の中のかなり上位に私の中では彼がいます。

なんだか書いていたら眠くなってきました
また日を改めて続編は少しずつ書いてこうと思います

park.jpg
秋のポーランド
まさに「黄金の秋」で天候にめぐまれ
毎日がお散歩日和でした

明日からファイナル!

ショパンコンクール、とても長かった1次審査、セミファイナルを経て明日から4日間にわたる長いファイナルが始まります。

今回の1.2次審査+ファイナルという制度の結果12人ものファイナリストが誕生しているのですが、なんだか気分的にはあともう1ステージファイナルの前に設けてほしいなぁ・・・という感じです。やっぱり3回の予選を勝ち抜いてのたった6人のファイナリスト、ともなると少数精鋭というような感じになるものですが、今回は正直なところ「なんだか・・・???」という気分です。
あの人のコンチェルトが聴きたかったなぁ、と思える人が何人も落ちていってしまったことが本当に残念です。中でも32人のセミファイナリストの中でなんともくじ運の悪いことに1人目の演奏者となってしまった河村尚子さん。彼女のコンチェルト、本当に聴きたかったです。

とはいえ、ポーランドのブレハッチはしっかりファイナルに残り、彼のおかげでコンクールの盛り上がりが増している感じです。彼のセミファイナルのマズルカは本当に素晴らしかった!「やっぱりマズルカはポーランド人じゃないと」なんて言うつもりは全くないけれど、「血」というものをも感じさせる圧倒的に魅力的な、センスあふれるマズルカでした。ポーランド貴族が時代を超えてストンとフィルハーモニーに降り立ってしまった、というようなノーブルな雰囲気を持ち、1次のステージでは繊細な貴族的な音楽を聴かせてくれた彼ですが、2次の英雄ポロネーズでは力強さを存分に聴かせてくれました。

今までと違って明日からは朝早く起きて出かけるのではなく(朝10時から夜10時までの予選は、休憩をはさむとはいえ本当に長かった)夜6時からのゆっくりしたスケジュールです。嬉しい・・・ だからといってこんなに遅く(2時半になろうとしています)まで起きていてはいけないような・・・。
今日はここでお世話になっているSちゃんのお宅の近所の大型スーパーマーケットに行ってお買い物をして、ポーランドの伝統的なパン、酢漬けキャベツ、塩漬けニシンのオニオンスライス添え、サラミ、そしてワインでSちゃんとゆーーっくりお夕飯を頂きました。「これぞポーランドの食卓」という感じ。とても美味しかったです。ポーランドのハム類は相変わらず絶品で、嬉しい限り。

1次予選終了

ショパンコンクールの1次予選が昨日終了しました

ピティナのページでのレポートやショパン協会の公式ホームページなどで結果をご存知の方も多いと思います。
前回のコンクールとはガラリとシステムが変わって予備予選なんていうものが設けられてしまったので1次から40分以上演奏するという聴いている人にとっては重い状況でした
次々現れるピアニストたちを聴いていると、本当にその人の持っている「音の質」が、なんて重要なんだろう・・・と思います。同じステージで同じピアノで同じ曲を弾いても、朗々と何かを訴えてうたう人、楽器が黙ってしまって鳴っていない人。
美しくてよく響く音を持って、大きな流れで音楽をしている人は本当に気持ちがよかった

以前にもここに書いた河村尚子さん、ブレハッチ、イム兄弟は当然のように通過。他にもとても素晴らしいピアニストがたくさん出てきて明日からの2次が本当に楽しみです。とてもとても魅力的なスケルツォ4番を聴かせてくれた佐藤さん(要注目)、その次に演奏した関本さん、カナダのLevkovich(彼の演奏はネット中継でしか見ていなかったけど、パソコンに釘付けになって聴いていました。生で聴けるのが楽しみ)

どうしてダメだったの?という人もやはりいて、多くの人が結果に戸惑っているのがポーランドのDrzewieckiです。本当、彼とブレハッチはかたいと思っていただけに発表を聞き違えたかと思ったほどでした。どうしてダメだったのか・・・

明日は朝10時から河村さん。もう寝なくては。
毎日ここのところ暖かくて穏やかな気候だったけれど明日は雨になりそうだとか。ポーランドの冬は突然やってくるということを身を以て知っているのでちょっと軽い緊張(?)です。

行ってきます!

明日からポーランドへ行ってきます!

ずっと行けないとあきらめていたのですが、ワルシャワの友人の力を借りてポーランド行きが叶いました。Sちゃん本当にありがとう

色々なことが重なって出発は1次のスタートに間に合いませんでしたが、1次の半分以上は聴けそうです。
ネット中継を見ているけれど、パソコンのスピーカーから聴こえてくるだけでも人によって全然音の伸びや響き、バランスなんかが違うことがはっきり分かります。これをホールで聴いたら・・・と思うとワクワクします

明日は朝も早いし寝なきゃいけないんだけど今演奏しているのはイム氏
寝るわけにはいきません
まだ荷づくりも・・・徹夜?

それでは、行ってまいります

インターネット中継

ポーランドのテレビ局がショパンコンクールを生で中継しています
興味がおありの方は是非。

http://www.itvp.pl/chopin/i.tvp/

ここの左下の方、zobacz transmisje をクリック
ワルシャワへ
右下のRozkład transmisji.には放送予定があります。

ちなみに現在の演奏者は河村尚子さん
以前このブログにも書きましたが、2000年のショパンコンクールにも出てみえた方で、本当に音の美しい、センスに溢れた素晴らしいピアニストです。

http://www.chopin.pl/konkurs/redirect.php?DOC=plan_przesluchan_etap_Iこちらには1次予選のスケジュールがあります

時差はマイナス7時間。
是非。

ショパンコンクール

皆様
ついに今日からショパンコンクールが始まってます
5年に1回しかないピアノ界の一大イベント。世界中が注目する、スポーツで言えばオリンピックに匹敵するこのコンクール、これから1ヶ月間の長丁場です。
まずは29日までの一週間予備審査。正式に「ショパン国際ピアノコンクール」がスタートするのは予備審査の後とはいえ、参加者の立場から見れば、もう始まったと言ってもいいのではないでしょうか?
あぁ、本当に本番前、コンクール前の出場者の心境を思うと心臓が「ギュッ」となります。

注目している参加者も何人かいて、とても楽しみです。
開催国ポーランドからはブレハッチ。彼は浜松でコブリン(2000年ショパンコンクール第3位)と首位を分け合い、そのときの水が流れるような自然な演奏と美しい音(生で聴いたわけではありませんが・・・)は素晴らしかったです。そして韓国のイム兄弟。その他日本からの参加者の中には個人的に知っている人も含めて何人もエールを送りたい人達がいます。

数週間後に世界中の注目を浴びることになるピアニストは今どこで何をしているのかな・・・・・

聴きに行きたい~~~
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