音色

  • Day:2004.07.05 21:38
  • Cat:音楽
梅雨を通り越して夏になってしまったかのような毎日です。
まだ梅雨明け宣言もされていないのに真夏のような日差しの下、
庭ではヒマワリがしっかり太陽の方を向いて咲いています。
 
つい1~2ヶ月前にはまだ10cmくらいの背丈だったのに
気づいてみれば今はもう隣家の屋根の高さ・・・
成長の速度に驚くことしきりです。

自分の成長の速度に照らし合わせて「う~ん」とうなってしまうも、
一生の長さを考えればそう大差はないか、と納得させてみたり。

先月末、みえ音楽コンクールの予選会が行われ、
小学1・2年生から大学生・一般、デュオ部門までの全ての演奏を聴きました。
 
いくつかの部門でタイムキーパーをしたのですが、
せっかく舞台で演奏している人の感情を無視してベルを鳴らすというのは
あまりいいものではないな、と感じます。

大勢の人の演奏を限られた時間で聴き、審査するというスケジュール、
そして課題曲がソナタ形式ということからいくと仕方ないのですが・・・ 

演奏を聴いていて実感したのは「結局、音!」ということです。
 
楽器の演奏はひとつひとつの音の積み重ね。
ひとつでも気の入ってないそぐわない音色が例えば一瞬の『ドレミファソ』の中に紛れ込んでいるだけで演奏にダメージを与えてしまいます。
 
一つ一つがよく響く、よく歌われた美しい音の積み重ねで作られた演奏を
いつも心がけていますが本当に難しいものです。

オクターブで手を広げたり、3度や6度などの重音がつながったりすると力がつい入ってしまいがち。
音が多くてテクニック的にとても大変な曲を素敵に弾けるようになるには、
子供の頃から自分の音を本当によく聴き続ける習慣を見につけていかなくてはいけないんだな・・・
と、小学生部門を聴いていて特に思いました。
 
中高生以上になってくると、より難度の高い曲を弾くことに意欲的になってしまって、
音色が二の次になってしまうのでしょう。
でも幼い頃から魅力的な音を目指して耳を全開にする練習を習慣にしていれば、
音が増えてもテンポが早い曲になっても、
その中で更に音のバランスを聴きながら曲を作っていくことができるのでしょう。
 
ピアノは弦楽器などと違い、押すかたたくかするだけでとりあえずは音が出る楽器ですので
気をつけないと「乱暴な音の集団」のような演奏になってしまいます。

子供の頃に身につけたものは一生の財産、
素敵にピアノをうたわせることを初めから心がけていれば
より一層ピアノの魅力を心に感じ、どんどん虜になるんじゃないかな?と感じます。

9月末には本選会が行われます。
今度は完全に自由曲、みんな得意な曲目で
精一杯アピールした演奏を披露してくれるんだろうな、と、今からとっても楽しみです!

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